頻繁に起こる地震、東京でも震度5弱を観測。震度とマグニチュードの関係とは? 対策や遭遇時の対応はどうすればいい?



 5/26、東京で震度5弱の地震がありました。千葉県の南東部を震源とし、規模を示すマグニチュードは5.1を記録しました。

 最近は余震のように細かな揺れが各地で発生しており、毎日のように検索トレンドに上がってきています。

 1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災を経験し、日本は世界でも有数の災害耐性を持つ国として成長してきました。しかし多くの日本人は、地震の起こるメカニズムや、メディアで発表される数字の意味をきちんと理解していないのも事実です。

 そもそも地震は、地表を構成するプレートの沈み込みにより、摩擦が起きた影響で起こります。目の粗い布地を擦った時のザラザラした感触が、地球規模に大きくなったものと考えて頂ければ結構です。

 震度というのはその場所で揺れた衝撃の度合いを表します。またマグニチュードというのは、震源からどこまでの範囲に揺れが起こったのかを表します。これは電球の明るさと周りの明るさとの関係によく似ており、電球の明るさをあらわす値がマグニチュード、電球から離れたある場所の明るさが震度に当たるといわれています。つまりマグニチュードが大きくても、震源から遠いところでは震度は小さくなります。 地震が起こった時、テレビで発表された強さよりも実際の地震の方が弱く感じることがあるのはこのためです。

 実際に地震が起こった時、私たちはどのような対処をしなくてはならないのでしょうか?
 まずよく言われるのは「机の下等に身を伏せる」ですが、これは間違いです。周りの家具が倒れてきたり、火事になっても逃げ遅れたりしたら元も子もありません。また荷物は必要最小限にまとめ、動きやすくしましょう。
また、いつ来るかわからない地震にそなえ、懐中電灯や水、非常食などを必ず分かる場所に置いておきましょう。

 災害が起こることは避けられないので、せめてしっかりとした対策を取っておくごとが大切です。




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